シノドスに思う

先月5日から19日までの二週間、バチカンでシノドスが開催されました。シノドスとはカトリック新聞等で読んだことのある人は多いと思いますが、世界代表司教会議のことで、各国の司教団を代表する司教が参加する会議、4年に一度開かれます。14回目となる今年のテーマは家庭でした。

ちなみに、第1回目は第二バチカン公会議が終わった2年後の1967年9月29日〜10月29日の1か月間にわたって開かれました。「カトリック信仰の維持と強化」がテーマでした。

ところで、1980年に開かれたシノドスのテーマも家庭でした。そして、「今日の世界におけるキリスト者の家庭の役割」について討議がなされ、それをもとに出された使徒的勧告が「家庭―愛と命のきずな」(ペトロ文庫)です。

しかし、34年後の今年のシノドスは、前回とかなり違う色合いのものになりました。というのも、今回のシノドスでは、同性同士の婚姻や離婚の諸問題などこれまで教会が直接取り上げることのなかったことがらに対しても討議がなされたからです。今回も、会議終了後に、やはり使徒的勧告が出版されますが、ど
んな内容のものになるか楽しみです。

こうした教会の動きを促しているのはもちろんフランシスコ教皇です。状況設定はまったく違うのですが、2000年前、神の国建設のために社会の現実に直面し、一般民衆を代弁するかのように臆することなく形式化したユダヤ教批判を展開されたイエス様の姿が蘇ります。

福音の価値観を体現し、自ら先頭に立って教会刷新に取り組む教皇様の姿に共感するとともに大きな希望を感じます。そして、そんな指導者を頂いた教会という大きな羊の群れの一人であることを誇らしく感じるこの頃です。