献堂式主任司祭あいさつ
カトリック国分教会
主任司祭サンタマリア・ジュセッベ
本日は、ご多忙の中、カトリック国分教会の献堂式にご参列いただきまして 、誠にありがとうございます。
本日ここに 、カトリック国分教会の献堂式を迎えることができますのも 、ひとえに皆様のお祈りとご協力いただきましたお陰と、心から感謝申し上げます 。また、工事期間中 、近隣の皆様方に大変ご迷惑をおかけしましたことを、この場を借りまして深くお詫び申し上げます。
さて、昭和 33 年に鹿児島司教区から宣教司牧を委託されたザベリオ宣教会により昭和 44 年に建てられた国分教会は今年 4 月で 47 周年を迎えることとなります。この間、司牧宣教活動を続けて 、近年、主日のミサに参加する方々が増えてきたこと 、御聖堂、司祭館ともに老朽化が進んできましたことから、建て替えを行った次第です。
この建て替えの話が出ましたのは 、十数年前 、前任の主任司祭であった国原神父のときからになります。新しい聖堂の夢を抱いて建設資金の積立を始めました。3 年ほど前、ザベリオ宣教会からご寄付をいただき 、いよいよ幼稚園の第二園庭に建設する方向で具体的な設計案を検討しているころ 、霧島市より中心市街地の再開発のお話をい ただきました。その計画では新聖堂の建設予定地に道路が通る計画となっておりましたので、建設計画の見直しを大幅に行い 、建設をスタートさせました。
設計は 、旧ザビエル教会聖堂や玉里善き牧者幼稚園の改修などを担当されました衛藤中山設計様にお願いし 、私どもの多くの要求を具体化していただきました。特に鐘楼の設置では 、従来から使用していた大小 2 つの鐘を取り付けていただくために 、 鐘の強度調査から行ってもらい、枠組みも工夫していただき無事取り付けてくださいました。施工は実績のある末広様にお願いして 、当初の工期通り工事を進めていただました。建設途中に追加や変更依頼に対しても快く対応していただき、心より御礼申し上げます。
これから私たち国分教会共同体は地域社会での自らの使命を再確認し、新たな歩みを始めます。その新しい働きが新しい建物をとおして豊かな実りを結ぶように祈りながら、私のご挨拶とさせていただきます。
皆様の上に神様の豊かな恵みと祝福がありますように。
(献堂式冊子から抜粋・引用)