信仰の源泉

カトリック教会の教えの根幹は、以下の二本の柱によって成り立っています。

Ⅰ-イエス・キリストの福音

第一の柱は、イエス・キリストの福音です。
福音とは、良い知らせという意味です。一言で言うなら、「誰でもみんな愛される価値がある」ということです。
イエスご自身は、約2000年前、当時の指導者たちよって不当な十字架刑を受けましたが、槍を向ける人たちをも敵として断罪することなく、彼らの赦しを、父である神に祈りながら息を引き取りました。
ここに、神に信頼し、人を愛するイエスの究極の愛の姿を見ることが出来ます。このように、身をもって、愛を生き抜いたイエスの人生を最高の価値ある人生として全面的に支持しているのがカトリック教会です。

Ⅱ-聖伝

も う一つの柱は教会の伝統、つまり聖伝です。世にある教会は長い時間とともに、福音書には見られない形をとるようになりました。例えば、教会には七つの秘蹟 がありますが、聖書には七つという固定した考えはありません。時代が進むにつれて、七つという数字が固定されました。そして、各秘蹟の施行の仕方も、聖書 は特別に指示しているわけではありません。しかし、教会は、いわゆる世界共通の施行の仕方を定めるようになりました。こうした教会が作り上げてきた伝統 は、福音書に基づいている限りにおいて、福音書と同じほどに大切な意味を持つものです。

例えば、ミサの形式は、イエスと弟子たちの最後の晩餐をもとにしていますが、当時とはずいぶん違うものになっています。しかし、カトリック教会にとっては最も中心的な役割を担っているのがミサです。

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