10月13,14日に行われる教区代表者会議(教区シノドス)に先立って、同テーマについてのアンケートが8月から9月にかけて行われてきましたが、その集計がこのほどまとまり公表されました。
公表された集計結果は、教会の3つの柱ごとに設定された質問への回答を小教区、修道会、活動団体ごとに集計したうえで、3者比較がしやすいように、同心円グラフで視覚化されています。3重の円グラフは、外側から小教区、修道会、活動団体の順になっています。
アンケート結果のプレビュー画面
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8月から9月にかけて行われたアンケートの設問を以下に紹介します。
教区代表者会議のテーマについてのアンケート
Ⅰ 第1の柱:「集まり」について
- あなたは、教会に集まりますが、何のために集まりますか?(複数回答可)
- あなたにとって教会は、どんなところですか?(複数回答可)
- 初めて教会に来たきっかけは何ですか?
- 洗礼を受けてから、しばらくすると、教会をご無沙汰する人が多いですが、それは どうしてだと思いますか?(複数回答可)
- 主日のミサへの参加は信者の務めになっていますが、そのことを知っていましたか?
- 知っていると答えた人にお尋ねします。主日のミサに参加できない場合の理由は何ですか?(複数回答可)
- 月曜日から土曜日までの間、信仰を維持するためにどんなことをしていますか?(複数回答可)
Ⅱ 第2の柱:「交わり」について
- ミサ(聖体祭儀)は「教会生活の源泉であり、頂点である」という典礼憲章の言葉を知っていましたか?
- あなたは、あなたの与かるミサに何を求めますか?(複数回答可)
- あなたは、ミサに与かるときに何かの意向をもって与かりますか?
- あなたは、ミサにあずかるときに典礼暦年(待降節、四旬節、復活節など)を意識して与かりますか?
- あなたは、典礼奉仕者(侍者、朗読奉仕者、聖歌隊、先唱など)の役を喜んで引き受けますか?
- あなたは、主日のミサでご聖体を拝領できればそれで十分で、教会の様々な活動には参加したくないタイプですか?
- 現在、教会では、赦しの秘跡は待降節と四旬節に共同回心式という形で行っていますが、赦しの秘跡は、実はいつでもどこでも受けられるということを知っていましたか?
- 現在の教会は、私たちの信仰は、「み言葉(聖書)」と「聖体」によって養われると教えていますが、そのことを知っていましたか?
Ⅲ 第3の柱:「派遣される」について
- 聖書の中では、神が人を召し出すときはたいてい「その人を派遣するため」であることがわかります。そこでお尋ねします。あなたは、洗礼を受けてから、神から何らかの使命を受けたと感じたことがありますか?
- ミサの終わりに、司祭が「感謝の祭儀を終わります。行きましょう。主の平和のうちに!」と唱えるのを聞いて、何を感じますか?
- 「教会」と「社会」の遊離、「信仰」と「生活」の遊離が指摘されてから30年以上経ちましたが、あなたは、そのことを今でも感じていますか?
- 第2バチカン公会議は、現代世界憲章を発布して、教会が現代人の直面しているすべての問題に寄り添う姿勢を打ち出しました。バチカンは実際にそのように動いていますが、あなたの教会ではそんな動きを感じていますか?
- イエスの発するメッセージは福音と言われますが、現在の日本人にとって真の意味で福音になっていると思いますか?
- 「神なしでも、お金さえあれば世界は回る」と多くの人々が考えている中で、「神とマンモンに兼ね仕えることはできない」と二者選択を迫るイエスに対して、あなたはどう答えますか?
- 教会は政教分離の原則を遵守しながら、この世の福音化をパン種となって推進すべきでしょうか?