8日の司教叙階式が待ち遠しいが・・・
10月と言えば、ロザリオの月ということになっているが、今のボクには8日の叙階式が待ち遠しい。それでも、最後となる今月号では、やはりロザリオのことを書いてみたい。
30数年も前のことになるが、今は亡きコンベンツアル会の坂谷神父さんにもらったロザリオは七連もある長いもの。マリア様の七つの悲しみに由来するものとは聞いていたが、どんなふうに祈るのかは教えてもらえないまま今日に至っていた。
8月の引っ越しで手がかりが見つかった
しかし、8月の引っ越しの際、本棚を整理していると真新しい冊子が出てきた。ドン・ボスコ社から出されたもので「聖母マリア」ー七つの悲しみの道行き・七つの悲しみのロザリオ、とあったのでビックリ。しかも、表紙の写真はあのシドッチ神父さんが持ってきた親指の聖母。早速開いてみると、七つの悲しみと祈り方が紹介されていたので皆さんに紹介したい。
唱え方は手元のロザリオと同じでも、七つの悲しみに対応して珠は七つしかなく、十字架部分はマリア様のおメダイ。専用のロザリオがあるらしいと分かった。
聖母の「七つの悲しみ」とロザリオ
聖母の七つの悲しみとは、第一、神殿でのシメオンの預言(ルカ2・34)による悲しみ。第二、エジプトへの逃避行(マタイ2・13)。第三、御子を見失う(ルカ2・42~46)。第四、カルワリオの途上で御子に会う(ルカ23・27~29参照)。第五、十字架のもとにたたずむ(ヨハネ19・25)。第六、御子の亡骸を抱く(ヨハネ19・40参照)。第七、御子が墓に葬られる(ヨハネ19・42参照)。各連ごとに短いお祈りがつくが割愛したい。
実際にやってみると、マリア様と一緒に十字架の道行きをすることになるので、ロザリオの月よりもむしろ四旬節にふさわしいように思った。しかし、マリア様は母として私たちの悲しみや苦しみにも寄り添ってくださるので、今月は、とくに「喜びの神秘」の月曜日には七つの悲しみのロザリオをささげることをお勧めしたい。
因みに、2003年版の冊子は200円+税。ドン・ボスコ社に問い合わせるとロザリオも手に入るかもしれない。
長い間のご愛読ありがとうございました。
※写真のロザリオは本文とは無関係のものです。(Web担当者)