司教執務室だより

若者の「うたふぇす」に学ぶ

更新日:

2014-07-27 11-05-45カトリック青年連絡協議会。全国八教区で構成する教会の若者たちが運営するもので、手元のパンフレットには「情報交換と交流を通じ、教区を超えてカトリック青年の活動を支援し促進することを目的とし」とある。その活動の一つにネットワークミーティングがあり、年二回、教区持ち回りで開催されている。二月八(土)〜九(日)名古屋教区の多治見修道院を会場に開かれた二十六回目となる集いには百人余りが集まった。

テーマは「うたふぇす♪」とある通り、班ごとの分かち合いの質問も、「あなたの好きな歌は何ですか?」というもので、曲名と共に、それにまつわる思い出やどうして好きなのかが分かち合われた。彼らの好きな歌はまったく知らないものばかりだったが、ちょっとした人生論にまで発展して興味深いものがあった。

一人の若者が熱く語った。「ボクの好きな歌は否定的なものだが、生きるのは大変なことだと思うことの方が多い自分の気持ちを代弁してくれている。それが現実なんだと共感できる。」もう一人が言った。「自分は前向きになる歌が好きだけど、話を聞いて、否定的な歌でもそんな風に理解できることに気がついた。」

そんなやりとりの中で、なるほどと目を開かれた分かち合いも。「共感してもらいたくて歌を作るわけで、否定的な歌でも共感してもらえるなら、前向きな歌と言える。いや、歌は基本的に前向きにしてくれるもの。」思わず、「へーなるほど!」「幸せになるために生きるのではなくて、生活の中で幸せを見つけていく」という指摘は示唆に富んでいて、自らの生きる質を問う仲間の分かち合いに頷く若者たちの誠実さにも感動した。「たとえ、いやだと思うような現実の中にも、幸せになれるものを見つけることができるからポシティブ(前向き)に生きていこうよ」と励まし合っているようで、心が震えた。
そんな、教会の若者たちに希望と誇りを感じた。三月は巣立ちの季節。すべての若者たちに栄光あれ!

次回は九月十三(土)〜十四(日)埼玉教区、鬼怒川温泉センターで。鹿児島の若者の参加はなかったが、九月は一人でも多くの若者が参加できる方策を考えたい。

お勧めの記事

中野裕明司教の紋章 1

教区の皆さま、お元気でしょうか? 新型コロナ禍、自然災害等、心配事が多い中、希望を失わずに前進してまいりましょう。 シノドス提言の実践、今後の進め方のポイント さて、皆さまのお手元には、「教区シノドス ...

中野裕明司教の紋章 2

教区の皆さま、お元気でしょうか? 「教皇フランスコ訪日講話集」(カトリック中央協議会 2020年1月25日)のはしがきで菊地功東京大司教は次のように書いています。 「わたしたちは、薄っぺらな言葉が飛び ...

中野裕明司教の紋章 3

心を変えましょう!私たちの心が、少しでもイエスのみ心に近づくことができますように。

中野裕明司教の紋章 4

「見たこともないのに愛し、見なくても信じる」 「キリストを見たこともないのに愛し、今見なくても信じている」罪と死に勝利した主イエス・キリストの復活、おめでとうございます。 教区の皆さま、お元気でしょう ...

中野裕明司教の紋章 5

宣教部会は、基本的な精神として、人間に対する徹底した奉仕を目指すものと考えています。ただ、宣教という言葉は、「福音を宣べる」という意味ですが、言葉と行いで、福音を宣べ伝えることを「福音宣教」と考え、愛の実践は「福音化」という表現の内容であると理解したいのです。

-司教執務室だより
-, ,

Copyright© カトリック鹿児島司教区 , 2020 All Rights Reserved Powered by STINGER.